S11 ダイナミック・レンジ

LOAD標準器を PORT-1 に接続してS11 を測定した結果

100kHz~1.3GHz,  201ポイント,  Logスケール,  CAL=1-PORT,  DSP_MaxBlock=31,  DSP_FIR_254-TAP

OPEN→SHORT→LOAD の順番に CAL 実行後に、LOADを取らずにそのまま S11 を測定した結果

1号機

2号機

3号機


CAL や 測定の様子

S21 ダイナミック・レンジ

LOAD標準器を PORT-2 に接続してS21 を測定した結果

100kHz~1.3GHz,  201ポイント,  Logスケール,  CAL=RES&ISO,  DSP_MaxBlock=31,  DSP_FIR_254-TAP

PORT-1 と PORT-2 を同軸で接続してTHRU を実行、そして PORT-2 に LOAD標準器を接続して ISOL'N を実行

LOADを取らずにそのまま S21 を測定した結果

1号機

2号機

3号機


CAL や 測定の様子

1.2GHz SWR

   1.35GHz まではリターン・ロス 20dB 程度まで確保されているので、数値的には SWR の測定は可能です。そこで、1.2GHz アマチュア・バンドのホイップアンテナ(ハンディー・トランシーバ用)を測定しみます。

50Ωを接続した時の S11 リターン・ロス

500MHz ~ 2GHz

CAL=1-Port,  Points=201,  DSP=Heavy

50Ω を接続した時の S11 SWR

500MHz ~ 2GHz

CAL=1-Port,  Points=201,  DSP=Heavy

1.2GHz ホイップANT SWR

1.18GHz ~ 1.38GHz

CAL=1-Port,  Points=201,  DSP=Heavy


  • 50Ω の SWR は、1.25GHz 付近から SWR が上昇し、 1.355GHz (マーカ) で SWR 1.16 です。 1.2GHz のアマチュア・バンド (1.26GHz ~ 1.3GHz) はギリギリ SWR が測定できそうです。
  • 1.2GHz ホイップ・アンテナの SWR は、ziVNAuの筐体の影響も受けていると思いますが、なんとか測定できています。1.28GHz ~ 1.3GHz でSWRがノイズっぽい波形をしていますが、アンテナから受信するノイズか、測定の限界かは、未確認です。

LPF (fc 200MHz) HP8753D と 比較


100MHz~600MHz

11-Point (Linスケール)

ziVNAu

CAL=ENH-RESP,  DSP_MaxBlock=31,  DSP_FIR_254-TAP

HP8753D

CAL=Full 2-Port,  AVG=16


HP8753D と一致しています。


100MHz~1.3GHz

101-Point (Logスケール)

ziVNAu

CAL=ENH-RESP,  DSP_MaxBlock=31,  DSP_FIR_254-TAP

HP8753D

CAL=Full 2-Port,  AVG=16


500MHzを超えるとノイズっぽくなります。


S21 MAG  100MHz~1.3GHz

101-Point (Logスケール)

ziVNAu

CAL=ENH-RESP,  DSP: MaxBlock=31,  FIR_245-TAP

HP8753D

CAL=Full 2-Port,  AVG=16


LPFの減衰量を評価する時は、500MHz を超える利用は難しいと思います。


S21 PHASE 100MHz~1.3GHz

101-Poiint (Logスケール)

ziVNAu

CAL=ENH-RESP,  DSP: MaxBlock=31,  FIR_245-TAP

HP8753D

CAL=Full 2-Port,  AVG=16


LPFの位相は、500MHzを超える利用は難しいと思います。


キャリブレーション、測定の様子

ziVNAu

HP8753D



BPF (fc 50MHz) HP8753D と比較


S21 MAG 10MHz~500MHz

201-Point (Logスケール)

ziVNAu
CAL=ENH-RESP,  DSP: MaxBlock=31,  FIR_245-TAP

HP8753D

CAL=Full 2-Port,  AVG=16



群遅延 42.5MHz ~ 67.5MHz (CENT=55MHz, SPAN=25MHz)

201-Point (Linスケール)

ziVNAu と HP8753D のスケールは同じにしてあります。

ziVNAu

CAL=ENH-RESP,  DSP: MaxBlock=31,  FIR_245-TAP

HP8753D

CAL=Full 2-Port,  AVG=16


HP8753D とほぼ同じ値です。


測定の様子

ziVNAu

HP8753D


S12 ダイナミック・レンジ

LOAD標準器を PORT-1 に接続してS12 を測定した結果

100kHz~1.3GHz,  201ポイント,  Logスケール,  CAL=RES&ISO  DSP_MaxBlock=31,  DSP_FIR_254-TAP

PORT-1 と PORT-2 を同軸で接続してTHRU を実行、そして、PORT-1 に LOAD標準器を接続して ISOL'N を実行

LOADを取らずにそのまま S12 を測定した結果

1号機

2号機

3号機


S22 ダイナミック・レンジ

LOAD標準器を PORT-2 に接続してS22 を測定した結果

100kHz~1.3GHz,  201ポイント,  Logスケール,  CAL=1-PORT,  DSP_MaxBlock=31,  FIR_254-TAP

OPEN→SHORT→LOAD の順番に CAL 実行後に、LOADを取らずにそのまま S22 を測定した結果

1号機

2号機

3号機


S21 / S12 ダイナミック・レンジ

(100MHz~600MHz)

S21: LOAD標準器を PORT-2 に接続して測定

S12: LOAD標準器を PORT-1 に接続して測定

201ポイント,  Linスケール,  CAL=RES&ISO,  DSP_MaxBlock=31,  DSP_FIR_254-TAP

PORT-1 と PORT-2 を同軸で接続してTHRU を実行、そして、

  - S21: PORT-2 に LOAD標準器を接続して ISOL'N を実行

  - S12: PORT-1 に LOAD標準器を接続して ISOL'N を実行

LOADを取らずにそのまま S21 又は S12 を測定した結果

1号機

2号機

3号機